輸入ビジネスは「みんなと一緒」では上手く行かないワケ

せっかく貿易や輸入ビジネスで起業や副業したのに、期待した通りの利益が出ない、売上が上がらない、そもそも売れない等、様々な課題を抱えている方が沢山います。もし、少しでも心当たりがあるのであれば、「みんなと一緒」のビジネスになっている可能性があります。

実は、輸入ビジネスは「みんなと一緒」では上手く行きません。その理由について解説していきたいと思います。

輸入ビジネスでは「自分だけが扱える」ポジションを確保する

輸入ビジネスを始めるにあたり、まず大切なのがどの立ち位置でビジネスを展開するか？ということです。

例えば、既存のお客様に今よりさらにワクワクするような、目新しい商品を提案して喜んでいただけたら嬉しいですよね。しかも、その商品がまだ日本では誰も手にしたことのない、とてもユニークなもので、自分だけが扱える特別なものだったらどうでしょう？そんな夢のような商品があるなら、すぐにでも欲しい！って、当然誰でも思いますよね。

でも現実的には、ハンドメイドや自分が企画開発したオリジナル品でもない限り、自分だけの特別な商品はこの世に存在しません。ところが、輸入ビジネスであれば他人が企画開発した商品であっても、日本国内で「自分だけが扱える」ポジションを確保することができます。しかも、自らハンドメイドしたり、オリジナル商品の制作で大量の在庫を抱えることなく、一個人でも「自分だけが扱える」再現性のある商品を確保できるのが「輸入」というビジネスの大きな特徴です。

そんなメリットの大きい輸入ビジネスで、「みんなと一緒」の戦略を採るということはどういうことでしょう？この点について詳しくお伝えしたいと思います。

輸入ビジネスで「みんなと一緒はリスク」になる

「自分だけが扱える」特別なポジションを求めながらも、実は結局のところ「みんなと一緒」でないと不安になるという方も多いのではないでしょうか？みんなと同じ・みんなと一緒という安心な状態を物販ビジネスに置き換えると、既に国内市場に広く流通していて、誰でも簡単に調達＆販売できる商品や商材をみんなと同じ場所で販売するということです。これは、皆が同じようにやっているから一見リスクが低い安全なビジネスのように見えますが、実はわざわざ競争の激しいレッドオーシャン（血で血を洗うような競争の激しい既存市場）に自ら飛び込み、リスクに晒されている状態と同じことです。

つまり、
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みんなと一緒＝リスク
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と考える方が自然の流れですね。

しかも情報が溢れる社会において、みんなと一緒の中から、どうやってお客様に自分を探し出し、選んでもらえるのでしょうか？その答えは、直接的な「安さ」か、間接的な「お得」感しかありません。つまり、いずれにしても価格競争から免れることができません。

残念ですが、どんなにポテンシャルの高い素晴らしい商品であっても、価格競争になった時点で利益が削られ、しかも今後絶対に利益が増えるということはありません。価格は下げたら最後、もう元に戻すには、昨今の急激な円安や原料高など、よほどの理由がない限り無理なのです。

みんなと一緒をやめる独占販売権について

この状況がツラいのはみんな一緒…だから「仕方ない」と耐えられますか？もし耐えるとしたら、残念ですがそれは沈没船に乗っているのと同じことです。みんなと一緒に沈むなら仕方ないかな…と、さすがにここまで思う人はいないですよね。そこで、大切なことは一刻も早く「みんなと一緒」をやめること、そして「みんなと違う」方向に行くことです。

そこで輸入ビジネスで起業・副業を考えていたり、新たな販路開拓を検討しているのであれば、あえてみんながやらない、できないことに挑戦することが大切です。それはつまり、「みんなと一緒」の対極となる「自分だけ」が扱える特別限定のポジションを確保し、他者を排除することです。言い方は悪いですが、独り占めです！

ちなみに、輸入ビジネスにおける「独り占め」は、海外から日本国内への輸入ルートを独占すること、つまり独占販売権を取得して日本総代理店となることなので、覚えておいてくださいね。

輸入ビジネスが「みんなと一緒」で上手く行かない場合は？

最後に、わざわざ海外から商品を輸入する理由はなんでしょうか？　安いから？価格差が大きいから？儲かりそうだから？

理由は色々あると思いますが、わざわざリスクを取って海外から輸入しているにもかかわらず、みんなと一緒、どこにでも売っているような、ありきたりの商品を輸入しているようでは、すぐに価格競争に巻き込まれて、ビジネスが短命に終わってしまいます。それでは、取ったリスクに対してリターンが少なすぎ、輸入ビジネスは上手く行きません。

輸入ビジネスを成功に導くためには、１日も早く「みんなと一緒」から脱却し、簡単に真似できないよう、わざとビジネスの参入障壁を高めることです。その結果、しっかりと利益を確保し、10年20年と長く継続するビジネスを構築することができます。

ちなみに、大規模に事業展開している商社や大手企業は必ず海外メーカーと独占販売権を締結して輸入ビジネスを展開します。これは誰でも簡単にマネできるものではありませんが、これができたら圧倒的に有利どころか市場を独占することができます。つまり、「みんなと一緒」をやめた先にビジネスチャンスが広がっていて、逆に「みんなと一緒」から抜け出せなければ、いつまでも血で血を洗うような競争の激しい市場でバトルを続けることになります。

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