輸入ビジネスで在庫は本当に「リスク」なのか?過剰在庫になりやすい商品の共通点

輸入ビジネスで在庫は本当に「リスク」なのか?

「在庫を持つのが怖い。」

仕入れた商品が売れなかったら、大量に在庫が残ったらどうしよう、現金がなくなったらどうしよう… 在庫に対してこのような不安を抱えていませんか?きっと多くの方が、同じように感じていると思います。そこで、輸入ビジネスにおいて在庫は本当に「リスク」なのか、どういう状態を「リスク」と捉えるべきなのかについてお伝えしたいと思います。

実は、私自身は20年以上も貿易の仕事に携わり、色んな輸入ビジネスを見てきた中で、大量の在庫を抱えるビジネスの怖さを嫌ってくらい、身に染みて感じてきました。実際に、勤めていた会社が大量の過剰在庫を抱えたことで会社存続の危機に直面したことが何度もあります。

大量に在庫はあるけど売れない→売れないから手元に現金がない→現金がないから商品を新たに仕入れられない

という悪循環は沼のようで、精神安定上、本当に良くないです。このキツさを幾度となく経験してきたからこそ、私は今でも在庫を抱えることには慎重です。それくらい覚悟が必要だからです。

 

 

在庫切れ=機会損失」という考え方

過剰在庫を抱えていた会社の、当時の社長達(あえて複数形)の口癖が、「在庫切れ=機会損失」 でした。確かに、その時、その商品が欲しいお客様が目の前にいるのに欠品によって販売できないとなると機会損失になります。その瞬間に手に入らなければ「欲しい」という気持ちがトーンダウンするため、後々の販売には繋がりにくくなります。

また、卸売の場合、商品が欠品したとなると取引先からの反応が非常に厳しいです。欠品が多発したり、在庫切れの状態が長期に渡るとペナルティを課されたり最悪の場合、取引停止になります。

だから、極力欠品しないように常に多めの在庫を抱えていつでも商品を供給できる状態にしていました。ここまで聞くと、やっぱり在庫を持つのは怖いと思いますよね。

 

在庫=資産・財産

本来、在庫は負債ではなく「資産・財産」となります。当たり前のことですが、物販をするのであれば在庫を持っていなければ「売るモノがない」ので商売になりません。つまり、在庫は商売をする上で絶対に必要なものですし、在庫を持つこと自体がリスクなワケではありません。

本当のリスクは、「過剰」であること。では、過剰ではなく、適正であれば極端に在庫を怖れる必要はないということになりますよね。

適正かどうかの判断は、ビジネスの規模や毎月の販売数量、生産リードタイム、輸送期間など様々な要素で異なります。ところが、在庫が過剰になりがちな商品にはある共通点があります。

 

過剰在庫になりやすい商品の共通点ついて

ここでは、過剰在庫になりやすい商品の共通点を3つお伝えしていきます。過剰在庫のリスクを許容できない方は、是非これからお伝えする3つのポイントに注意してくださいね。

 

① SKU(サイズや色などの種類)が多い

同じ型(モデル)の商品で、サイズや色のバリエーションが多いものが該当します。例えば、アパレル商品や靴などを想像してみると分かりやすいですね。サイズや色の種類が豊富だと顧客の多様なニーズに対応できますが、商品仕入や在庫管理が大変になります。また、特定のサイズや色に人気が集中するとそれ以外の商品は過剰在庫や売れ残りとなってしまいます。

SKUに関連する記事はこちら

失敗は最初から決まってる!? 輸入商品の選び方

 

② 需要が変化しやすい

今流行っているトレンド商品や季節性がある商品など短期間で売れ行きが変化しやすい商品は販売の先行きを予測しにくく、在庫が過剰になりやすくなります。特に日本市場は海外市場と比べて熱しやすく冷めやすい傾向にあります。

 

しかも流行りやヒット商品となると一気に人気に火がつき需要が伸びますが残念ながらピークアウトが早いのも事実です。そして恐ろしいことに、流行の波が過ぎ去ってしまうと殆ど誰にも見向きもされなくなります。需要が大きく伸びている時はビッグチャンスを逃すまい!と強気に商品を大量に仕入れたとしても、深追いし過ぎて、売り時が過ぎると最後は大量の売れ残り在庫の山となります。売れ残って陳腐化した商品は商品価値が低下してしまいます。

非常に在庫のコントロールが難しくリスクの高いビジネスとなりますので、素人や小資金でビジネスを回す場合は、需要が変化しやすい商品は敬遠した方が賢明ですね。

 

③ 低価格帯

高い商品より安い商品の方が売れやすいのではないか?この考えは間違いではないと思います。高い商品より、安い商品の方が実際に販売数は伸びやすいです。ただし、1個当たりの利益が少ないため輸送効率を上げて、いかに利益率を高めるかを考える必要があります。

特に輸入商品となると、一度に輸送する貨物のボリュームをある程度まとめないと輸送コストが割高になります。また、輸送に要する期間が長くなるためどうしても一回当たりの発注数量が多くなります。これが積み重なると、いつの間にか過剰在庫が積み上がることになってしまうのです。

 

輸入ビジネスにおける在庫リスクのまとめ

過剰在庫になりやすい、在庫リスクが高くなる商品の共通点がクリアになったのではないでしょうか?

つまり裏を返せば、上述の3つのポイントを避けた商品であれば、過剰な在庫リスクをある程度低減できるということです。個人や小規模事業者が低リスクで輸入ビジネスを構築するには、最初から過剰在庫になりにくい商品を選定し、多少、輸送効率が悪くて利益が減ったとしても、最小ロットで商品を仕入れて極力在庫を抑え、販売の様子を見ながら徐々に仕入れる数量を増やしていくのが一番安全です。

そして、輸入ビジネスを進める中で自分が許容できるリスクと利益のバランスのちょうど良いところを狙って行くことが大切ですね。慎重に慎重を重ねて、焦らず許容できるリスクの範囲内で長期的な輸入ビジネスの構築を目指して行きましょう!

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とは言え、過剰在庫を避けるために最初からどんな商品を選ぶのが正解か?
これから新たに輸入ビジネスを始める方、もしくは既に輸入ビジネスを始めているけど自分の扱っている商品が過剰在庫になりやすい商品に該当しているんじゃないか…と不安になった方は、是非アドバイスを聞きに来てください。

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